The Rimini Street Wayに従う
グローバルコミ ュニティ
リミニストリートは、当社がサービスを提供する世界中のコミュニテ ィを向上させることに力を注いでいます。コミュニティは単に当社が 事業を行う場所ではなく、私達が生活している場所でもあるため、当 社は金融、技術、ボランティアのリソースを提供してコミュニティを 支援しています。本規範の以下セクション「The Rimini Street Way に従う:グローバルコミュニティ」では、優れた企業市民であること へのコミットメントと、これに関してリミニストリートチームのメン バーに期待されていることを説明します。
贈収賄防止と腐敗防止
クライアント、サプライヤー、政府役人、その他第 三者との汚職の取り決めは、厳格に禁じられていま す。通常、「汚職」は不適切または違法な手段を通 じて個人的利益またはビジネス上の優位性を得る、 または得ようとすることを言います。汚職には支払 いまたは価値のあるものの交換を伴う場合があり、 贈収賄(公務員や政府役人、政治家候補、民間の個 人などの贈収賄を含む)、ゆすり・たかり、キック バックなどがあります。
汚職行為は、当規範に違反するだけでなく、米国を 含む(ただしこれに限らない)贈収賄防止法および 汚職防止法の刑事・民事上の重大な違反となる可能 性が あります。海外汚職行為防止法(FCPA)および 英国贈収賄防止法。詳細については、『腐敗防止に 関するグローバルポリシー』を参照するか、倫理・ コンプライアンスに問い合わせてください。汚職的な 支払い、取り決め、合意、または、そうなりそうな状 況に気付いた場合は、すぐに報告してください。
キーワード
キックバックは、取引を行う見返りに売上または 利益の一部を不適切に購入者に提供、リベート、 キックバックすることを二者で合意する汚職の一 形態です。例えばキックバックでは、リミニスト リートの従業員がサプライヤーのサービスを維持 する誘因として、サプライヤーから当該従業員に リミニストリートの購入額の5%相当が毎月支払 われるケースなどがあります。キックバックは、 その他の汚職形態と同様に非倫理的であり、本規 範、当社のポリシーおよび法律で禁止されてい ます。
覚えておくべきこと…
汚職は、価値のあるものの交換を伴う場合があ ります。「価値のあるもの」は非常に幅広く、 物品、サービス、商品(例:現金、現金同等物、 ギフトカード、引換券、もてなし、食事、イベ ントチケット、小売店のギフト券、接待、旅行 特典、別荘の使用、航空券、宿泊)、特別な計ら いや特権(例:友人や親戚への教育、雇用、クラ ブ会員権に関する機会)、ストックオプション、 指定の慈善団体への寄付、割引、個人的なサービ ス、貸付、ローンまたは住宅ローンの連帯保証人、 将来の雇用の約束などがあります。
Q&A
長いつきあいのある信頼できるサプライヤーが、自社がリミニストリートと の年間契約を確実に得る見返りとしてコミッションを支払うと言いました。 これに関して何か問題がありますか?
はい。この場合、取引を行うための「コミッション」はキックバックとなり、非倫理的で場合によっては違法 となります。このような依頼はリミニストリートのポリシーに違反するとサプライヤーに伝え、本件について マネージャーと倫理・コンプライアンスに報告してください。
慈善寄付とスポンサーシップについて特別な要求事項がありますか?
慈善寄付とスポンサーシップはリミニストリートに汚職リスクをもたらす可能性があるため、政府機関向けま たは政府役人に関わる慈善寄付とスポンサーシップに関係する要求事項とガイドラインについて『腐敗防止に 関するグローバルポリシー』を参照するべきです。
リミニストリートは、ビジネスを公正かつ合法的に行 うことを約束しており、公的および民間のあらゆる形 式の汚職に反対しています。私達は贈収賄防止法と腐 敗防止法に遵守し、ビジネス上の決断に影響を与えた りビジネス上の優位性を得たりするために不適切な支 払いや賄賂を授受しません。私達は贈り物、接待、旅 行、雇用、慈善寄付、その他利益の授受を仲介者と行 うことで、政府の決断に不適切に影響を与えたり、ビ ジネス上の優位性を得たりすることを求めません。ま た、第三者にリミニストリートの契約や取引を与える ために、賄賂、キックバック、不適切な支払いを依頼 したり、受けたりしません。最後に、当社では賄賂や その他の不適切な支払いを正当な業務経費と装うこと ができないように、財務に関する内部統制を維持し、 贈収賄や汚職を防ぎ、正確な帳簿を保持します。
贈収賄や汚職を禁止している法律は、政府役人と民間 のビジネス関係者双方に適用します(「商業賄賂」と して知られています)。一部の国では、ビジネス上の 決断に影響を与えたり、販売、政府の許可、または政 府あるいは民間のサービスといったビジネス上の優位 性を得たりするために、チームメンバーや第三者が不 適切な支払いや賄賂を提供するよう圧力をかけられる 場合があります。また、リミニストリートの契約や取 引を獲得するためにチームメンバーが賄賂やキックバ ックの申し出を受ける場合もあるかもしれません。賄 賂、キックバックなどの不適切な支払いについて、依 頼、申し出、合意してはなりません。このような行為 はほとんどの国で違法であり、リミニストリートで禁 止されています。当事者とリミニストリートは刑事処 罰に課せられる可能性があります。
政府役人とやり取りする際は注意してください。当社の 『腐敗防止に関するグローバルポリシー』や適用される 贈収賄防止法および腐敗防止法において、政府役人は広 義に解釈されており、多種多様なカテゴリーが含まれて います。詳細な例についてはQ&Aを参照してください。 『腐敗防止に関するグローバルポリシー』に掲げられて いる厳密に定められたいくつかの適用除外に従いつつ、 政府役人を対象としたすべての支払い、贈り物、接待は、 倫理・コンプライアンスの書面による事前承認を得る必 要があります。あわせて、政府役人に行われた直接的お よび間接的なすべての支払いは、当社の帳簿に正確に記 録する必要があります。対応する予定の相手が政府役人 かどうかが不確かな場合や関連するその他の疑問がある 場合は、倫理・コンプライアンスに連絡して指示を仰い でください。
キーワード
商業賄賂は、ビジネスの競合他社より優位に立 つために潜在的購入者のエージェントや従業員 と汚職的なやり取りを行う贈収賄の一形態です。 政府の職員や施設が必ずしも含まれない汚職形 態です。
「円滑化のための支払い」は、政府の所定の行動を速める または促進するために政府の役人または職員に行われる不 適切な支払いを言います。あなたや他者の健康、安全、福 祉に差し迫った脅威がない限り、円滑化のための支払い を行うことは当社のポリシーに反します。可能な限り、 倫理・コンプライアンスの事前承認を得るほか、事前承 認が可能でない場合は、その円滑化のための支払いについ てすぐに報告してください。支払いが円滑化のための支払 いに該当するかどうかについて疑問がある場合は、倫理・ コンプライアンスに問い合わせてください。
詳細については、『腐敗防止に関するグローバルポリシー』を参照するか、倫理・コンプライアンスに問い合わせて ください。不適切な支払いや賄賂が行われていることに気付いた、あるいはそれらを要求された場合、またはリミニ ストリートの契約や取引を獲得するための賄賂やキックバックの申し出があった場合は、マネージャーにすぐ連絡し、 倫理・コンプライアンスかコンプライアンスヘルプラインに報告してください。
キーワード
円滑化のための支払いは、裁量の余地がない行 動やサービス(例:警察の保護や郵便サービス の提供、ビザ、許可、ライセンスの申請の処理、 電話サービス、水、電力などのユーティリティの 提供)を速めるために政府の役人や職員に行う支 払いのことを言います。これらの支払いは、リミ ニストリートでは許されていません。
Q&As
『腐敗防止に関するグローバルポリシー』における「政府役人」の例としてど のようなものがありますか?
「政府役人」には以下が含まれる場合があります。
- すべての公務員(環境、ライセンス、税金、関税などの規制機関または部門の職員など)
- 政治家候補、政党、政党役員
- 公的な国際組織および慈善組織(例:世界銀行、UNICEF、国際赤十字、世界保健機関)の代表
- 市長またはその他現地の市職員
- 法執行機関のメンバー(軍隊、現地警察、その他執行機関など)
- 国有企業の従業員(例:国営の航空会社、大学、学校システム、病院、テレビ局、ユーティリティ(石 油、ガス、水、電気会社)、研究所、防衛関連企業、その他政府によって所有、統制、管理されている営 利企業の購入担当マネージャー)
- 王室のメンバー
- 上述のいずれかの配偶者または近親者
現地の企業を雇うか、海外政府から必要なすべての許可を得る便宜を図るこ とができると言われました。「プロセスを進めるのを促す」ために前払いを 要求されています。この国ではよくあることだと言われましたが、この支払 いを行ってもよいでしょうか?
いいえ。前払いの要求は危険信号である可能性があります。この支払いの目的が「プロセスを進めるのを促 す」とコメントしているのでいっそう懸念が深まります。この前払いは円滑化のための支払いと見なされる 可能性があり、当社のポリシー上、許されません。先に進む前に、倫理・コンプライアンスに相談してくだ さい。
国際貿易規制
グローバル企業として、リミニストリートは製品、サー ビス、テクノロジーを国外に移転しています。当社の商 取引は、以下をはじめとする、さまざまな制裁や貿易管 理、貿易法の対象となっています。
- 政府が課す輸出管理、貿易制限、禁輸、合法的な 経済制裁、ボイコット。
- 米国政府によって承認されていない、または認可 されていない国際的なボイコットに企業が参加ま たは協力することを禁止する反ボイコット法。
- 特定の国、事業体、個人との活動を規制する、世 界各国政府による制裁。
リミニストリートは、適用される制裁や貿易管理、貿易 法にこれらの商取引が必ず完全遵守して実施されるよう 尽力しています。あなたが当社または当社のクライアン トのために製品、サービス、テクノロジーの国外移転に 従事する場合、所在する場所に関係なくこれらの法律に 遵守する必要があります。米国法が現地の貿易法と矛盾 する場合、米国法が適用する場合があります。この件に 関する適切なガイダンスについては、必ず倫理・コンプ ライアンス部に相談してください。
人権
リミニストリートは、世界中の業務において、基本的な 人権を維持、促進する重要性を認識しています。以下の プログラムとポリシーを実行、維持しています。
- 差別やハラスメントのない職場を促す。
- 児童労働、強制労働、人身売買を禁止する。
- 現地法にしたがって、公正かつ公平に賃金、手当 などの雇用条件を提供する。
- 人間らしく安全な労働環境を提供する(適用する 場合は、安全な住居を含む)。
- 結社の自由と団体交渉に対する従業員の権利を認 識する。
当社は、サプライヤーとビジネスパートナーにもこれらの 中核的原則を守るよう期待しています。上記の人権に関す る基本原則のいずれにも違反または矛盾しないよう、常に 自身の行動を確認してください。業務やサプライチェーン で人権侵害が疑われる場合は、報告してください。
環境
当社は環境に配慮した業務に従事することを約束してい ます。そのため、当社の事業に適用される環境関連の法 律、規則、規制に定められた要求事項を満たす、または それらの要求事項を上回る必要があります。また、環境 管理を推進するというコミットメントを続けるために、 当社のプロセスを持続的に評価し、向上するよう努める 必要もあります。環境に有害である活動や当社のポリシ ーまたは準拠する法律、規則、規制に遵守しない活動が あると分かった場合は、報告する義務があります。
コミュニティ支援
当社は、ボランティア活動や慈善寄付を通じてコミュ ニティに前向きな影響を及ぼしています。適切と思う 個人的な慈善寄付はいつでも自由に行えますが、当社 を代表する寄付を約束できるのはリミニストリートの 権限保持する者および組織のみです。リミニストリー トは、厳選された非営利組織との提携やリミニストリ ート財団(リミニストリート社が100%出資し、同社 が運営しているプログラム)を通じて行われる特別な イニシアティブによって(例:現物寄付、従業員の時 間、資金援助)、コミュニティに還元しています。詳 細については、www.riministreet.com/foundation か らリミニストリート財団に問い合わせてください。
政治活動
従業員は、適用法と当社のガイドラインに沿った形で現地 の政治プロセスに参加するよう推奨されています。あなた 自身の時間や資金を何らかの政治活動やコミュニティ活動 にささげる決断は、完全に個人に委ねられており、任意で す。従業員は、自身の名前で政治献金を行うことができま す。しかし、政治家候補や政党への献金など、個人的な政 治活動のために当社の資金やリソースを使用したり、当社 から払い戻しを受けたりすることはできません。そのよう に見られる行為も避けるべきです。
リミニストリートは、政府機関に関連して当社の地位を高 くしたり、政治献金を行ったりすることにおいて、すべて の法律に従います。