第三者保守でコストを削減し、ビジネス改革に向けた投資を実現
東京発、2018年4月18日 – エンタープライズソフトウェア製品とサービスの世界的プロバイダーで、OracleおよびSAPソフトウェアの第三者保守サポートで業界をリードする リミニストリート(Nasdaq: RMNI)は、暖房や空調、給湯など快適空間を提供する住宅設備機器大手、株式会社コロナ(新潟県三条市)が、自社で活用するOracle EBSの年間保守サポートを、リミニストリートの第三者保守サービスに切り替えたことを発表いたします。
株式会社コロナは、サポートをリミニストリートに移管することで、従来ベンダーに支払っていた保守費用の50%相当分をただちに削減できたことから、その資金を今後、ビジネスの効率性を高める革新的かつ戦略的な分野に対して投資していく計画です。
たとえば、製造ラインで発生する異常をこれまでになく精緻なレベルで事前に検知できるIoT技術や、全社のワークフロー変革のための拡張ツールなどの導入を計画しています。同社では、リミニストリートによる保守サポートへ移管することにより、ベンダーによるサポートを継続するために必要とされていたバージョンアップの回避分を含め、今後10年間の累計でおよそ10億円のコストを削減できるものと見込んでいます。
不要なアップグレードを見送り、ITコストを大幅に削減
株式会社コロナでは、2010年にOracle EBSを導入し、調達製造、需給、販売、債権、債務、製造原価など幅広い範囲で活用しています。ベンダーの年間保守契約では当初、24時間365日対応のオンデマンド・サービスを追加契約していました。しかし、費用対効果の面で適正とは言えず、追加契約については2年ほどで解除しました。それでもなお、ベンダーによる保守料金は毎年更新を行うたびに上昇を続け、年間数千万円に達するコストはIT予算を圧迫し、大きな懸念材料となっていました。
また、株式会社コロナでは、ベンダーから求められるソフトウェア・アップグレードは、単にベンダーのサポートを維持するためだけに必要なものという認識を持っていました。そこで、Oracle EBSアプリケーションの費用対効果分析と同時に、サポートサービス範囲を見直す検討を行いました。
その結果、ほぼ安定稼働しているOracle EBSアプリケーションは、必要としている十分な機能を有しており、法改正対応必要な機能はアドオン実装済みであることから、ビジネスに価値をもたらさないアッグレードは適用しないとの判断に至りました。
これを受け、代わりとなるサポートソリューションの調査を進めた結果、Oracle EBSアプリケーションに加えてアドオン・アプリケーションもサポート対象範囲である、リミニストリートを採用することを決定しました。
リミニストリートのサービスの導入段階において、Oracleとリミニストリートの両社と並行して契約していた期間がありましたが、その中で、リミニストリートのサービスは対応が早く、改善提案も迅速に提示されることが実証されたため、株式会社コロナではEBSサポートをリミニストリートに安心して切り替えることができました。
株式会社コロナ IT企画室 副部長の 中野 文雄 氏は次のように述べています。
「象徴的だったのは、2017年の夏に実施したプラットフォームの本番移行作業の際に、Oracle社提供のマイグレーションツールで予期せぬエラーが発生した時のことです。その時はOracleへ回避策の問い合わせを入れましたが、数時間にわたってレスポンスがありませんでした。しかし、リミニストリートに連絡を入れると、短時間で解決案が提示された事により、問題は無事解決し、予定通りプラットフォーム・マイグレーションを完了することができました。Oracleとリミニストリートの対応スピードに歴然とした違いがあることを目の当たりにした瞬間でした。その後の問い合わせや不具合対応における対応スピードはもちろんの事、専任窓口担当者様の対応により当社側の作業負担は大幅に軽減され、安心してサポートを受けることができています。当社のEBSアプリケーションがミッションクリティカルな業務で利用されていることを考えれば、リミニストリートの初期対応から問題解決までのスピード感のある対応や安心感は極めて重要なことです」
高品質で信頼性あふれるサポートモデル
株式会社コロナではリミニストリートをパートナーとして活用することで、問題発生時にその原因を突き止める作業をリミニストリートのサポート担当と一緒に行なっています。さらに、安定して稼働する現行のOracle EBSアプリケーションを、その保守サービスをリミニストリートに切り替えた時点から少なくとも15年間、アップグレードなしで使い続けられるという保証を得ることができています。
株式会社コロナには、すべてのリミニストリートのユーザーと同様に、平均15年の経験を持つシニアレベルの専任サポートエンジニア(PSE)が割り当てられています。また、サポート対応を行う現地のエンジニアに24時間365日体制でアクセスすることができるほか、業界トップクラスのSLAに基づく高品質なサービスを受けることができます。このSLAでは、重要度1のクリティカルなケースの場合には15分以内の応答が保証されています。
リミニストリート 日本支社長である脇阪順雄は次のように話しています。
「80年以上にわたって事業を確実にしてこられたコロナ様は、未来の成長を目指してより効率的でイノベーティブな手段を常に模索していらっしゃいます。コロナ様は現在、将来に向けた計画を着実に進めるためにITコストを抑制するとともに、人的リソースも確保され、製造プロセスの改善につながるIoT技術など、生産性向上に向けて新しいシステムの検討を開始されていらっしゃいます。コロナ様のこうした取り組みは、昨今の多くの企業にも共通する課題となっており、いずれのIT責任者も、ITコストを最適化すると同時に、ビジネスの成長と競争上の向上を果たすために、新しいデジタルテクノロジーに投資しなければならないという責任を負っています。リミニストリートが提供する数々の受賞歴を持つ高品質なサポートをご利用いただければ、お客様が現在お使いの基幹システムは、少なくとも向こう15年間はコスト効率を維持したままサポートされることが保証されます。また、削減できた予算を、新たなデジタルイノベーションに向けたプロジェクトに投資することが可能になります」