【参考和訳】 新年 (そして新しい 10 年の節目) は、今後の見通しを考える絶好のタイミングです。企業が今後の明るい見通しを持つのと、業界の尊敬され信頼されるアナリストが業界やビジネスについて明るい予測を立てるのとでは、大きな違いがあります。
「Gartner Predicts 2020:Negotiate Software and Cloud Contracts to Manage Marketplace Growth and Reduce Legacy Costs」(英語)のレポートから、そのことがよく分かります。
このレポートによれば、エンタープライズ ソフトウェアの第三者保守に対するガートナーの見通しはポジティブです。エンタープライズ ソフトウェアの顧客との長年にわたる協力関係を活かして評価を行い、進化する市場動向、実際の問い合わせデータ、および主要な選択肢としての第三者保守の受け入れに基づいて今後の予測を行ったものです。ガートナー レポート(英語)は、このページ下から無料でダウンロードできます。以下に、いくつかの重要なポイントと、IT リーダーへの影響について取り上げます。
ソフトウェアの第三者保守市場は、2019 年の 3 億 5,100 万ドル(約386億1000万円)から、2023 年までに 10 億 5,000 万ドル(約1155億円)に成長 (200% の増加)
これは、業界の成長が今後 4 年間で 3 倍の規模になることを意味します。なぜそれほどの成長が見込まれるのでしょうか?企業は、超迅速な SLA を提供する専門的で経験豊富なサービスを求めています。それによって節約できる膨大な資金を、革新的な IT の取り組みに投資するためです。そして、企業の長期的な利益を損ないかねない、ベンダー ロックインからも解放されるためです。2019 年、第三者保守に関するガートナーへの問い合わせが、2018 年の同時期と比較して 50% 増加したのも不思議ではありません。
レガシー ソフトウェア の保守費用は年々増加する一方、保守によるメリットは減少
ソフトウェア ベンダーベースの保守から得られるメリットが減少し続けることで、企業は、独立した専門サービス プロバイダーによる、高品質で低コストの保守を求めるようになっています。今やサービスと価格のバランスは、二者択一の選択肢ではありません。むしろ、独立系第三者のサービスでは、専門家による保守と節約を同時に実現できます。
組織は、今後のイノベーションへの資金確保のため、ベンダー保守に代わって第三者保守を評価すべき
ソフトウェアベンダーが新しいクラウド プラットフォームに投資を集中させると、現在の堅牢なライセンスアプリケーションへの投資が縮小し、保守のためのリソースも減ります。第三者保守によって大幅な節約ができれば、顧客はベンダー保守では実現不可能な、デジタルイノベーションプロジェクトに資金を充てることができます。顧客は、ベンダー保守の費用や負担、また強く求められる移行プロジェクトから解放されることで、もっと迅速にイノベーションを行える可能性もあります。
第三者保守は、企業が将来に向けて長期的な計画を検討する間、安全な避難先を提供できる
エンタープライズソフトウェアベンダーは、顧客が自社のクラウドサービスを採用してくれるように、独自の計画を立てています。そのため多くの企業では、独自のビジネス主導型ロードマップを評価する時間を得るために、別の保守サービスを求めています。以下のような企業はその一例です。
- クラウドに移行する準備ができていない企業
- 保守を完全に切り離す準備が整っていない企業
- ベンダーの時間尺度でオンプレミスソフトウェアの新バージョンへの移行に資金を準備できない企業
ガートナーは、エンタープライズソフトウェアの第三者保守業界について、明るい見通しを予測しています。実際にあった問い合わせの量は、第三者保守が確立されたサービスとして認められていることの表れです。詳細については、無料の「Gartner Predicts 2020:Negotiate Software and Cloud Contracts to Manage Marketplace Growth and Reduce Legacy Costs」(英語)をご覧ください。 もしくは弊社(メールアドレス:[email protected])までお問い合わせください。 (※日本円は1ドル110円で算出)
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