国内モバイルインターネットサービス大手が、リミニストリートへの切り替えで高品質サポートを受けながら、節約できた保守予算でクラウド化と次世代セキュリティ環境を整備
東京発、2019年6月13日 – エンタープライズソフトウェア製品を対象としたサポートサービスの世界的プロバイダーで、OracleおよびSAPソフトウェアの第三者保守サポートにおける業界リーダーで、Salesforceパートナーであるリミニストリート(Nasdaq: RMNI)は、日本のモバイルインターネットサービスを牽引するグリー株式会社(東京都港区)が、SAP ECC 6.0システムのサポートをリミニストリートに切り替えたことを発表しました。
グリーは、6年近く使用しているSAPシステムが安定的に稼働している現状に満足していましたが、ECC6のメインストリームサポートの終了が2025年に予定されていることや、ERPを継続して使用する際に発生するベンダーの高額な運用費と管理費が課題となりました。また事業上、当面はシステムのアップデートの必要性も感じていなかったため、第三者保守サービスであるリミニストリートへの切り替えを決断しました。その結果、同社は現在の安定したSAPアプリケーションに対する高品質かつ迅速なサポートを契約成立後、少なくとも15年間にわたり受け続けられます。コスト面では、従来の年間サポート料金の50%削減がすぐに実現し、グリーはこの予算の一部で、今後のIT戦略の最優先事項のひとつであるクラウドサービスと次世代セキュリティ環境を導入することができました。
事業方針に沿ったITロードマップに向けて
グリーは、2013年より本社およびグループ会社の会計や人事でSAPの使用を開始しました。新システム導入時には、ERPの機能は海外拠点まで広く展開することに多くのメリットがあると認識していましたが、導入から時間が経過するにつれ、事業で提供される新機能の必要性が感じられなくなってきました。代替策を模索する中で、第三者保守を使えば、不要なアップデートの適用に費用や人員を充てずに現行のアプリケーションを維持できることを知り、リミニストリートとの面談をしながら検討を進めました。
最終的に、リミニストリートへの切り替えによって、グリーはより包括的なサポートモデルを得ると同時にERPシステムの運用予算を大幅に削減しただけでなく、リミニストリートはグリーのITロードマップとビジネス戦略を加速する戦略的なパートナーとなりました。グリーは、ERP管理経費の削減分でIT部門の戦略的な取り組みを推し進め、最新のクラウドサービスの採用や、モバイルインターネットビジネスで不可欠な次世代セキュリティの導入を実現することができました。
グリー株式会社、開発本部、情報システム部、部長である、岡田 寛史氏は次のように述べています。「近年、第三者保守サービスの認知度も高まり、我々も検討中に導入済みの企業様のお話を聞くことができ、採用に至りました。リミニストリートのビジネスモデルは、サービスの質とエンジニアによるサポートの対応力にフォーカスしています。つまり、エンジニアやサポートの質が競争力に直結しているのです。その結果、経験豊富なエンジニアによる質の高いサポートや、企業がビジネスの主導権を持ち、IT戦略を促進するための戦略的なサポートといった、さまざまなメリットがあります。これにより、ベンダー主導型の提案に陥ることなく、競争優位性を得ることができます。リミニストリートを採用することで、5年後の事業計画を見据えて、現行のERPシステムを継続し、価値を最大限に生かしながら、最新技術を活用したIT環境に投資するという選択が可能になりました。」
専任サポートエンジニアによる高品質なサービス
グリーをサポートするのは、シニアレベルの専任サポートエンジニア(PSE)です。また、365日、24時間体制で、優先度1のお問い合わせケースには15分以内に問題解決に着手するローカルエンジニアチームの対応を保証するサービスレベル契約(SLA)を結んでいます。
「今までは、問い合わせへの返答に時間がかかり、追加費用がかかることも少なくありませんでした。リミニストリートに切り替えてからは、365日24時間体制の専任サポートがつくため、仮に真夜中に問題が起きたとしても、迅速に対応していただくことができ、仕事の効率性も上がりました。」と岡田氏は続けました。
日本リミニストリート株式会社 日本支社長の脇阪順雄は次のように述べています。
「グリー様は、高額な保守費用、また関連するコストや必要性の低いリソースを削減することで、新たに確保した予算を、クラウド化や次世代セキュリティの導入に活用されました。弊社の多くのお客様同様、戦略的ビジネスプランや最新のIT環境に投資することで、今後の事業計画を見据えています。進化の激しいモバイルインターネット業界において、競争力を維持されながら、常に最新の対応を必要とされるIT部門をこれからもリミニストリートはサポートしてまいります。」