新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な打撃を強く受けた民間航空会社の業界団体が、
統合サポートソリューションによって生産性を向上、
ITスタッフの負担を軽減し、財務回復と事業拡大に集中
2021年6月24日、ラスベガス – エンタープライズソフトウェア製品を対象としたサポートサービスを世界的に提供する、OracleおよびSAPソフトウェアの第三者保守サポートの業界リーダーで、SalesforceのパートナーであるRimini Street, Inc.(Nasdaq: RMNI)は、本日、カナダのモントリオールに本部を置く大手民間航空会社の業界団体である国際航空運送協会(IATA)が、SAP ECC 6.0とBusiness Objectsのアプリケーションについてリミニストリートによるサポートとアプリケーションマネジメントサービス(AMS)に切り替えたことを発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大が民間の航空業界に深刻な影響を与えている現状を乗り切るため、IATAではITサービスの主要な部分を外部委託し運用コストを削減するなど、ビジネス上の戦略的な決断を下しました。リミニストリートに切り替えたことにより、アプリケーションのサポートとマネジメントサービスが一体化した統合型サポートソリューションのメリットを受けられるようになり、パンデミック収束後に生じるビジネスの需要に応えられるようになります。
IATA独自のサポートニーズに合わせて迅速にスケーリング
モントリオールに本部を置き、スイスのジュネーブに事務局を開設しているIATAは、世界の航空交通の82%を占める民間航空会社の業界団体であり、そのIT部門が民間航空業界の金融システムとサポートシステムを管理しています。航空輸送業界における経済危機は、IATAのSAPサポート部門にも大きな影響を与えましたが、IATAは経済の状況が変化していることに気づいていました。航空業界がパンデミックの影響から回復を始め、航空輸送がいつ復旧されてもおかしくない状況になってきたことから、ITにはさらなる俊敏性と拡張性が求められます。IATAはガートナー社が当時発行した最新レポート*1で第三者保守サポートの市場が拡大していることを知り、その選択肢について検討を開始しました。彼らは最終的に、リミニストリートの統合型サポートソリューションを活用して、SAPシステムのサポートとマネジメントを強化することを決定しました。この決定により、民間航空業界の市場の再開に伴ってビジネスを加速する一方で、継続的に改善を図り、潜在的なリスクを低減できるようになります。リミニストリートは、ITサービスの提供を改善するための独自のサービスカタログを通じて、IATAのビジネス要件を把握し、対応することもできました。また、IATAは予防保全を目的としたサービスと、問題をあらかじめ予見して解決するサービスによるシステムパフォーマンスの改善によって、利益を受けています。
「当社には、信頼できるサポートプロバイダーと手を組んでリスクを回避するという、当初からの信念がありました。ガートナー社のレポートによると、リミニストリートが第三者保守サポート市場のリーダー企業であることは明らかでした。」と、IATAのITディレクター兼最高情報責任者のPascal Buchner氏は述べています。「リミニストリートの評判の高さは競合他社より抜きんでていましたし、当社がまとめたいと考えていた、SAPソフトウェアのサポートとアプリケーションマネジメントサービスの両方を手掛けていました。」
運用モデルの簡素化で、不確定要素を予測可能に
リミニストリートの統合サポートソリューションは、SAPのサポートとアプリケーションマネジメントサービスの両方が含まれる独自のものです。IATAではリミニストリートに切り替えてから、ITの未処理案件が減り、業務の透明性が高くなり、システム強化に伴うデリバリーモデルの迅速化が実現しています。
「リミニストリートを利用し始めてすぐに、SAPアプリケーションに対するサポートとマネジメントが改善されたことを実感しました。オンボーディングプロセスは迅速かつシームレスで、チケットとダッシュボードは以前よりもはるかに確認しやすくなりました」とBuchner氏は述べ、さらにこう続けています。「社内のSAP担当チームからは、リミニストリートのサポートの品質について、好意的なフィードバックをいつも受け取っています。サポートの外部委託について期待外れだったことは全くなく、むしろ社内の関係者へ以前よりもさらに多くの付加価値を与えられていると感じています。」
「リミニストリートは、業務の生産性を向上させる当社の統合サポートを通じて、IATAのSAPアプリケーションの価値を最大化する手助けができたこと嬉しく思います。IATAはこれによって、より多くの運転資金を確保し、予算とITリソースを、加盟メンバーが現在の経済危機を乗り切るための戦略的な取り組みに集中することができます。」とリミニストリートのヨーロッパ、中東およびアフリカ地域担当グループバイスプレジデント兼リージョナルゼネラルマネージャーのEmmanuelle Hoseは述べています。「IATAは将来的な組織拡大に備え、リミニストリートに切り替えた世界中の4,000社以上の当社のクライアント企業と同じように、短期的な予算の課題に対処すると同時に、ITサービスを提供する際の俊敏性を向上させつつリスクを低減しています。」
*1: Gartner, “Predicts 2020:Negotiate Software and Cloud Contracts to Manage Marketplace Growth and Reduce Legacy Costs,” Jo Liversidge, Frances Karamouzis, et al., 2019年12月18日。